Do Wonders TAIYO GIKEN 大洋技研工業株式会社
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2007/6/4

Take Over

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昨日深夜ベトナムからのメールで、タイのホーン君がTGV技術指導のためホーチミン空港に無事到着したとのレポートが写真付きで送られてきた。先般、日刊工業新聞に掲載された記事のタイトル、「技術の伝承」は、資源の乏しい国日本が、ここまで経済成長を遂げるのに、けん引役となったモノづくりの技術を如何にして後世に伝えて行くのかという意味でとても大きな課題だ。反面、先進国では金融やIT、情報といった第三次・四次への産業構造のシフトが進む傾向にある。中国も含めて、アジア諸国の産業構造は、全体的に見ればまだ圧倒的に農業主体であり、第二次産業は、伸長の著しい成長産業でもある。先日のベトナムでの採用活動でも、半数以上の機械工学専攻の学生がやってくる。ダイカストマシンやNC工作機械を設置しただけでも、これは何をつくる機械なのかと興味深そうに人が集まる。私自身の考えとして、人から人に受け継がれる、「技術の伝承」は、強要できるものではなく、学びたい意思のあるところに受け継がれてゆくという持論がある。この点について言えば、大手よりも、むしろ中小、中堅企業の方が、技術の伝承の観点からも、海外進出の必要性が高いのではないかと思う。技術を他国に盗まれる等と言っているような時代でもない。また簡単に模倣されてしまうような技術は、それほどたいしたものでもないのではないかとも思う。職人やマイスターの技と言えるものは、一種の、「こだわり」であり、哲学にも通じる奥の深いもので、終わりのない旅のような探究心が求められる。